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中国についての西側の妄想 パット・ブキャナン 2018.03.02

最終更新日:2018.03.22


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[元記事]
Western Delusions About China
Patrick Buchanan 02 Mar 2018, newsmax.com
URL:https://www.newsmax.com/patrickbuchanan/china-america-trade-russia/2018/03/01/id/846287/

[著者]
パトリック J. ブキャナン(Patrick J.Buchanan)
アメリカ合衆国の政治コメンテーター・作家・シンジゲート誌のコラムニスト、政治家、ニュースキャスター。
リチャード・ニクソンやジェラルド・フォード、ロナルド・レーガンなど大統領のシニアアドバイザーや、 CNNでCrossfireの初代司会者を務め、1992年と1996年のアメリカ合衆国大統領選に共和党から立候補し、 2000年アメリカ合衆国大統領選挙でアメリカ合衆国改革党から票を獲得した。



中国の大統領習近平は、2017年11月9日、中国北京の人民大会堂で国家の夕食会の乾杯しました(トランプ大統領歓迎式典)。


「我々は中国を誤解していた。それでどうする?」と見出しがワシントン・ポストのコラムに書かれた。

「米国との中国の関わりが、どうしてもっと民主主義、西洋の資本主義に向かわず共産主義へ逆流したか? 覚えていますか?」と チャールズ・レインは冒頭文章で尋ねた。

アメリカのエリートは、経済活動と米国市場の開放が、人民共和国を近隣諸国と西洋諸国との共存に導けると信じていた。

私たちは妄想を抱いていた。それは起こらなかった。

習近平は、生涯の独裁者になれるように中国の憲法を変えた。 彼は、米国企業から知的財産を盗み続け、南シナ海の島を占領し強化することを続けている。

一方、中国は北朝鮮を支えている。中国の戦闘機と軍艦は台湾の独立を脅かしている。

我々は今日、中国共産党独裁と超大国に直面している。 それは地球上一番の大国であるアメリカを置き換え、米軍を太平洋の向こうに追いやろうとしている。

誰がこの歴史的大失敗に責任があるのか?

両党のエリート。ブッシュ共和党は、1990年代から中国に最恵国としての地位を与え、米国の市場を開放した。

結果:中国は、米国との貿易黒字で4兆ドルを稼いでいる。2017年我々との3,750億ドルの貿易黒字は、 中国の防衛予算全体をはるかに上回った。

私たちは虎に餌を与え、モンスターを作った。

どうして? 西洋人の心には何がありますか? 私たちの指導者は、 現実では正当化できない希望に根ざした政策を採用し続けている。

思いだそう。スターリンは歴史上比類のない残忍な専制君主だった。 1939年の犠牲者はヒトラーの犠牲者の1000倍だった。ヒトラーと熱心に提携し、 それと引き換えに、バルト諸国を強姦し、ポーランドの半分を噛み取る自由を得た。

ヒトラーがスターリンを攻撃したとき、ボルシェヴィキの殺戮者は慌てて西側に援助を求めた。 チャーチルとフランクリン・デラノ・ルーズベルト(FDR)は、ペリクレスをでも赤面するような誉め言葉で、彼を歓迎した。 ヤルタで、チャーチルは殺戮者のために乾杯した:

「私は、より大きな勇気と希望でこの世界を歩きます。この偉大な男との友情と親密な関係を見つけたからです。 その名声はロシア全土だけでなく世界にも広がっています… スターリン元帥の命は、私たち全員の希望と心に最も貴重なものです。」

チャーチルは国へ戻り、懐疑的な議会を安心させた。「敵意にもかかわらず、 ロシアのソビエト政府よりも義務に忠実な政府はない。」

ブッシュ米大統領は、米国の支配層の結束のもと、中東にバーモント州を作るという目標を掲げ、 イラクに侵攻した。それはアラブとイスラム世界での民主主義の象徴となるはずだった。

ウィリアム・オドム国家安全保障局(NSA)の元局長は、正しく、 米国の侵攻をアメリカの歴史において最大の戦略的失敗と呼んだ。 しかし、ブッシュは、挑発的ではなく、民主主義のための十字軍の伝道を続けた。 「世界で独裁政治を終わらせる」という目標を掲げて。

驚くべき信念の根源は何か?— スターリンは平和の仲間になるだろう、 毛沢東の中国を建国すれば、中国は良心的で慈悲深くなるだろう、イスラム国家を西洋の民主主義の複製に作り替えれば、 独裁を根絶することができるだろう。

今日、私たちはこれらの歴史的な不毛を繰り返している。

冷戦時代の勝利の後、私たちのイメージで中東を作り直すために中東に突入しただだけでなく、 私たちはワルシャワ条約の全加盟国に戦争保証を出し、戦争で再びロシアを脅迫した。 もしロシアがバルト共和国に介入したら戦争という。

冷戦時代の大統領は、ロシアのような核大国にこのようなけんか腰の挑戦をすることを夢にも考えなかった。

プーチンのロシアが平和主義国家になれなかったなら、これらの保証はいつか呼びだされるだろう。 そして、アメリカは後退するか、核の対立に直面するだろう。

なぜ我々はこのような危険をおかすのだろう?

自由貿易グローバリズムのこの狂ったイデオロギーを、19世紀の馬鹿な学者の走り書きに根ざしてえいることを考慮して下さい。

自由貿易のドグマに宗教のように服従し、私たちはブッシュ・シニア以来12兆ドルの貿易赤字を計上してきた。 私たちの都市は設備や工場の喪失によって骨抜きにされた。労働者の賃金は停滞している。 ハミルトンが求めていた、リンカーンからマッキンリーまでの共和党大統領が達成した経済的自立は歴史になりました。

しかし、ユートピア主義に基づく最大のリスクは、年間100万人以上の合法移民や不法移民の流入です。 多くは第3世界の失敗した国から来ています。合衆国は、あらゆる人種、宗教、民族、部族、信条、文化、言語で構成された4億人で構成される、平和で調和のとれた国を作り出すことができると信じています。

この実験が成功するという歴史的証拠はどこにありますか? その失敗は、 一つの国家と一つの国民としてのアメリカの終わりです。