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なぜ米軍のF-35はロシアのSu-35フランカーに対して座ったアヒルなのか 2014.10.12

最終更新日:2018.03.27


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[元記事]
Why the F-35 is a sitting duck for the Flankers
Rakesh Krishnan Simha Oct 12, 2014
URL:https://www.rbth.com/blogs/2014/10/12/why_the_f-35_is_a_sitting_duck_for_the_flankers_38959

[著者]
Rakesh Krishnan Simha
Rakeshはニュージーランドの有力メディアハウスのジャーナリストです。 彼の記事は、大学や外交、対テロ、戦争、南の発展途上国の開発に関する書籍で幅広く引用されています



Su-30系統の航空機に武装で追い越され、重大な設計上の欠陥を抱えている米軍のF-35は、 老朽化した樽で、西側の防空に大きな穴を開けます。

いつも最強の死のハンターになるように作られたF-35は、文字通り狩られる側(獲物)になりました。 F-35のSu-30フランカーに対する戦闘ゲーム(シミュレーション)すべてのシナリオで、ロシアの航空機が勝ちました。 アメリカの最新のステルス航空機(一機1億9,100万ドル)は、 スーパー機動的なスホイとの戦いで散々に負ける重大な設計上の欠陥でいっぱいです。

頑丈な翼(揚力と操縦性を低下させる)、球体の胴体(空気力学的ではない)、 低速と超高熱エンジン(半分のレーダーが識別できる)は、空中戦で脆弱性をさらけ出す主な欠陥のほんの一部です。

600機以上のフランカー(スホイ-27とそのシリーズSu-30、Su-34、Su-35 スーパー・フランカー)が 世界中の空軍で飛んでいるから、第5世代のF-35の運命は明らかに不確実に見えます 。 世界の航空宇宙の専門家は、アメリカで最も高価な戦闘機開発プログラム(1.5兆ドル)がフランカー に対して座っているアヒルであるという見解を抱いています。

「それは七面鳥だ」と航空宇宙技術者のピエール・スプリー氏は、 オランダのテレビとのインタビューで断言しました。 スプリー氏のように戦闘機について話す資格を持つ人はほとんどいません。 彼はF-16ファルコンとA-10ワートホッグ戦車殺しの共同設計者です。 それは米国空軍(USAF)で最も成功した航空機の2つです。

ウィンズロウ T. ウイーラー、防衛情報センターのシュトラス軍事改革プロジェクトのディレクターも同意します。 「F-35は戦闘機として成功するには重すぎて動きが鈍い」と彼は言います。 「本格的な空軍の敵に直面すると、深刻な危機に陥るだろう」。

これまでのところ、米国が「本格的な」軍に遭遇しなかったのは本当に幸運でした。 戦争で疲弊したイラク、小国リビア、全く無防備なアフガニスタンの空を覆って、 アメリカの航空機は無罪で運営されました。しかし、運を使い果たすかもしれません。 ロシア、中国、インドの空軍に対抗した場合、その結果は一方的ではありません。 特に、インド空軍は第3世代と第4世代のジェット機を使用して米空軍の第4世代戦闘機を打ち負かしました。

F-35の最大の問題は、米国の設計者がスピードと操縦性の欠如を補うためにステルスと 長距離レーダーに賭けていることです。しかし、ステルスは実際には、大爆笑の見えない外套ではありません。

さらに、ロシアの優れたレーダーはますます良くなっています。防衛産業デイリー(DID)は次のように述べています。 「一方で、主要なレーダーの進歩はすでに最先端のロシア地対空ミサイルシステムに使われています。 現存するIRST(赤外線捜索・追跡)システムは、進歩したロシアおよびヨーロッパ戦闘機に搭載されており、 ステルス機に対する探知範囲を広げています。 2020年までに最大(46km)になる戦闘機レーダー探知能力が、F-22のような超ステルス航空機に対してさえ提案されています。 赤外線捜索・追跡システム(IRST)の能力は進んだ中距離空対空ミサイル発射を識別でき、 赤外線ステルス性の低い航空機に対しては (92km)かそれ以上です。

同時に戦争ではレーダーが1基だけではありません。 「沢山のレーダーがあります」とスプリー氏は説明します。 「そして、あなたは劇場内のすべてのレーダーに機首を向けられませんし、非検知にもなれません。 (下から)輝いているか、上から見ているレーダーが常にあります – それらは皆あなたを見ることができます。」

火力不足
別の問題は、アメリカの航空機の全体的な形状にあります。 「最も優秀な航空機は、抵抗を減らそうとするため美しい」とスプリー氏は言います。 「しかし、ステルスのために、球状に大きくしなければなりませんでした。武器を機体内部に格納し、 レーダー反射を防ぐためです。だから、これは航空機の性能に大きな犠牲を強いています。 爆撃機のように大きくて動きが鈍いですから」。

内部積載量が低いことは、ロッキード・マーティンの設計者がF-35の死刑に署名したことを意味します。 航空機は大型爆弾2個、小型4個を搭載でき、視界外射程(BVR:beyond visual range)空対空ミサイル(AAM)を最大4本まで搭載できます。

米空軍は、F-35の先進レーダーが敵機を最初に発見し、4本の長距離空対空ミサイルの1本で撃墜できると主張しています。 しかし、視界外射程での撃墜は依然として戦闘機のパイロットにとって夢のようなものであり、非常に稀です。

事実、レーダーと空対空ミサイルへ依存することは自殺行為です。 ベトナム戦争中、米空軍は視界外射程戦闘の概念にすっかり惚れ込み、最初のF-4戦闘機はミサイルだけで武装しました。 しかし、ベトナム空軍の操縦士が大量の武装でF-4を撃墜した後、アメリカ人はF-4に機関砲を再導入しました。

事実、世界で最も高度で多様な視界外射程ミサイルを持っているロシアは、 素早く動く標的を撃墜するために数回発射するという単純な理由で、少なくとも8本のミサイルをフランカーに装備しています。

アメリカ人が空中戦に関するこの基本的な教訓を無視したのには、唖然とさせられます。

理論的には、アメリカのパイロットは「ビデオゲーム」で敵の航空機を1000km先で撃墜します。 実際には、空中戦はナイフによる戦闘のようなものです。 防衛産業デイリー(DID)によると、F-35は、「すぐ近くで」対戦相手に直面する可能性が非常に高いと言っています。 支持者が示唆するように、有効な視界外射程の赤外線誘導ミサイルをさらに複雑にすることに取り組んだとしてもです。 F-22と異なり、F-35は現代のSu-30系統の戦闘機と比べて視界範囲内の戦闘では「二重に劣る」と言われています。

ミサイルを遥かに多く多様に装備していることは、スーパー操縦性と組み合わされて、 フランカーは現代の空中戦では比類のない最先端にしています。

航空隊の稼働性
米空軍ロッキード・マーチンの出世第一主義者が定義する空中戦の新しい哲学によれば、 多目的戦闘機F-35は地上支援機と同様、他の全ての戦闘機を置き換えます。

しかしここに障害があります。 F-35は高価な航空機なので、空軍はより少ない機数を購入するでしょう。 例えば、現在日本には100機のF-15がありますが、70機のF-35で置き換えられるでしよう。 また、F-35は運用と維持に費用がかかるので、空軍はパイロットの飛行時間を制限します。 (既に、支出削減により、米空軍は44,000時間以上飛行時間を削減し、17の戦闘飛行隊を飛行禁止にしました)。

また、「ステルス」には値段が付いています。 F-35では、ほとんどのメンテナンスがステルス・コーティングです。 「それは戦闘には滑稽な故障です。」とスプリー氏は言います。 「いずれにしろステルス性を失ったとき、ステルスにしようと、航空機をいじって50時間も地上に置きます。」

さらに、100%の航空隊稼働率は兵站上不可能です。米空軍は平均で75%で、 悪くありませんが、ステルス航空機の数字は暴落します。 米空軍の極秘B2Aステルス爆撃機は、稼働率が46.7%に過ぎません。 そして、米国の最も高価な戦闘機でのF-22は、3億5,000万ドルの価格にもかかわらず、わずか69%の航空隊稼働率です。

航空隊の48機だけがいつでも戦闘準備状態です。400機のフランカーを持つ中国に対するあなたのチャンスは小さいです。 ビッグブラザーの米空軍により護衛されない限り、オーストラリアはナイフの戦いに加わらないと断言できます。

30年以上にわたり米国の国家安全保障問題に取り組んできたウィーラー氏は、 西側空軍がF-35の導入を計画していることへ含蓄を述べています。 「パイロットは、訓練ががずっと少なくなるので最悪になるでしよう。それは技術的な問題よりも重大です。 全部隊が縮小されなければならないので、パイロットがはるかに少なくなるでしょう。 基本的には何もできない展示用の航空機になります。それは役に立たない、それは本当に記念碑的に役に立たない、 それを使用する空軍を台無しにするでしよう。

ドッグファイトはまだ始まっていません。フランカーの優位性は1 – 0です。


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