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地獄生まれの特別な関係:米国は戦争犯罪イスラエルとの全ての関係を断つべきだ Philip Giraldi 2018.04.03

最終更新日:2018.04.30


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[元記事]
A Special Relationship Born in Hell
Philip Giraldi April 3, 2018, The Unz Review
URL:http://www.unz.com/pgiraldi/a-special-relationship-born-in-hell/

[著者]
フィリップ・ジラルディ(Philip Giraldi)
CIA、DIA(アメリカ国防情報局)の元対テロリズム専門家で軍諜報将校。コラムニスト、TV解説者。 国益協議会(Council for the National Interest)の事務局長。
CIAで18年間勤務。イスラエルが米国のネオコンと結託して、捏造事件と捏造記事によって、 米国に代理戦争をやらせることを強く批判している。 イラクもイランも米国の脅威ではない。イスラエルこそが真の脅威であるという立場。 政治家が恐れて言わないことをズバリ言っている。当然ながらユダヤコミュニティからの激しい攻撃にさらされている。




イスラエルと米国の「特別な関係」が本当に何なのかを理解したければ、 3月30日金曜日にイスラエル陸軍の狙撃兵が非武装の大多数が平和的なカザン(パレスチナ)の デモ隊を17人殺した事実を考えるべきだ。ホワイトハウスや国務省がキーキー言うことはなかった。 一部の抗議者は逃げ出しながら背中に撃たれ、1,000人のパレスチナ人が負傷した。 砲撃で750人、残りはゴム弾と催涙ガスで負傷した。

死刑判決を受けたガザンの抗議者が犯した罪は、ガザ地区を世界最大の野外刑務所にした イスラエルの封じ込めフェンスに近づきすぎたこと。 ドナルド・トランプ大統領の中東問題担当首席デイヴィッド・グリーンブラットは、 この抗議行動を「イスラエル・ガザ国境の敵対的行進...イスラエルに対して暴力を誘発している」と述べた。 また国連のニッキー・ヘイリーも(国連の)拒否権を使って、ホワイトハウスのチームが イスラエルのただの反響室ではないことを再び実証した。 無力で不幸なパレスチナ人民に対する戦争犯罪に、今日のイスラエルは米国を完全に加担させられるという残酷な現実がある。

それで、民間人の虐殺に関して米国のメディアの怒りはどこにあったのか?  特徴としてイスラエルはどういう訳か自身が犠牲者だと言っており、米国のメディアは、 死んだパレスチナ人についてわざわざ報道するときは、その行(自身が犠牲者だ)だけを載せる。 ユダヤ国家は生存が脅かされており、生存ために苦闘していると描写される。 イスラエルは、自身の犯罪行為だけが脅威の核武装した地域超大国であるというのに。 また、非武装民衆に対して致命的な武力行使など疑いようのない戦争犯罪を犯した時でさえ、 ユダヤ人ロビーとメディアの共犯者たちは、犠牲者であるとの決まり文句を繰り返す。

先週、イスラエル政府は抗議行動を「組織化されたテロリスト作戦」と説明した。 一方、ガザン人は、悪のハマスの指導の下、トンネルを掘ってボトルロケットを不幸な イスラエルの民間人に降らせたという主張によって人間性を奪われている。しかし、現実は全く異なっている。 ガザン人はイスラエル軍による殺人的で定期的な侵略に服従させられている。 イスラエルが「草刈り」と呼ぶ手続きで、パレスチナ人を怖がらせ従順にすること狙った残酷な運動によって。


金曜日のガザで起きた話は、日曜日まで米国メディアから大きく消えていた。 ニューヨーク・タイムズ紙は土曜日に、最も最近の暴力を次ように報道した; 「ある人は石を投げ始め、フェンスにモロトフカクテルを投げ、燃えたタイヤを転がした。 イスラエル人は催涙ガスと銃撃で応戦した」。分りましたか? パレスチナ人はその全てを始めた、 イスラエルの情報筋によると、柵に物を投げつけ、かわいそうな犠牲者のイスラエル兵士に、 おそらく自衛のため銃撃で応戦した。 またタイムズ紙は、カザン側に狙撃手がいたというイスラエルの確証のない主張を繰り返している。 しかし死傷者数が不釣り合いで、フェンスのイスラエル側ではゼロであることから、 パレスチナ人の狙撃手は空砲を使用していたに違いない、もしくは全然いなかったのか。

また、イスラエルはガザン側の「不審な人物」に戦車の射撃で応戦し、 自分の畑で働いているデモから遠くの農民を殺害したと伝えた。 イスラエル軍の戦闘機やヘリコプターも、パレスチナ側の標的を攻撃するために面白がって参加した。 ドローンはデモ隊の上を飛び、催涙ガスを放出した。 イスラエルの2014年のガザに対する大規模な攻撃では、イスラエルの家族が攻撃を見下ろす高台でピクニックをし、 大虐殺の光と音のショーを見てその光景を楽しんだことがあったことを思い出してください。 その時、2,000人以上のガザン人が殺され、11,000人が負傷した、それは3,374人の子供を含み、 そのうち約1000人以上が生涯の障害を負った。 ガザ地区で現在の大虐殺が続く場合、玄関前の良い虐殺のエンターテイメントとしての価値以前に恥辱だろう。

確信犯のネオコンのワシントン・ポストは、イスラエル軍が節度ある行動しているかのように、紛争を構成している。 イスラエル軍は、もし続くようであれば、土曜日にガザ地区の暴力に対応すると警告した。 「暴力」を起こしているのは非武装のパレスチナ人だ。イスラエルは自衛の犠牲者だ。

新聞の報道範囲は、何が起こったかについてテレビの説明で補足された。 ABCニュースは、「暴力の衝突」と記述した。それは2つの幾分か平等な側が戦いに参加していたことを意味する。 致命的な武力はイスラエルだけが、非武装の民間人に対して持っているというのに。

殺人の裏話は、あらゆるアメリカ市民を困惑させるべきものだ。 米国の国家主権と利益を無視する時、ワシントンのイスラエル人とそのアーメン・コーラスは深く暗い穴を掘った。 米国議会とホワイトハウスは義務的にそこに飛び込む。 1967年6月8日、イスラエル人がUSSリバティ号の乗組員を虐殺して以来、イスラエルは、望むものはなんでも、 いつでも、どこでも、アメリカの軍人を含む誰にでもでき、そして米国は何もしないだろうと理解している。

率直に言わせてください。政府に反対する多くの善良なイスラエル人がいるにもかかわらず、 現在のイスラエルは、アメリカ人が非難すべき邪悪な場所であり、賞賛できない。 ベンジャミン・ネタニヤフ首相は、議会から29回の拍手喝采を受けるべきではない。 彼は刑務所で腐っているべきだ。 イスラエルの殺すために撃つ政策と、パレスチナ人の人間性抹殺は誇るべきことではない。 米国が毎年何千億ドルも人種差別的な戦争犯罪者を与えていることは茶番劇である。 アメリカ人の評判は、この悪質な政権がしていることや、全ての条件反射的な支持のため全世界的に批判されており、 それは国家的恥辱である。

GAZA STRIPはガザ地区のこと


ガザンは一つには、飢えのためにデモを行っている。彼らは清潔な飲料水がない。 イスラエルは、ガザ地区での生活を悲惨なものにし、立ち去るか死ぬかを狙った政策の一環として 浄化施設を破壊した。 またイスラエルが国境を管理し、パレスチナ人が出入りすることを許さないので、立去ることすら問題である。 さらに地中海のガザへのアクセスを支配している。漁師は、わずかの漁獲物を持ち込むために海岸近くで作業する。 もし彼らが遠くへ出れば、イスラエル海軍によって撃ち殺される。

ガザの病院、学校、発電所は、ネタニヤフがハマスによる攻撃的な行為と言ったものに対する イスラエルの頻繁な報復行為で、日常的に爆撃されている。そのような主張は嘘だ。 イスラエルは力の独占を享受しており、その使用を全く躊躇しない。

他のパレスチナ人の領土であるヨルダン川西岸、またはそれの廃墟でも話は同じである。 残酷な重武装のイスラエルの入植者は、パレスチナの水に毒をいれ、家畜を傷つけ殺し、 さらには地元住民を殺害する。 子供たちは石を投げたり、兵士を叩いたりして、結局イスラエルの刑務所に入れられる。 入植者は軍隊と準軍事警察によってバックアップされ、彼らもまた最初に発砲する。 占領されたヨルダン川西岸を管轄するイスラエルの軍事裁判所は、アラブ人が殺されたり殴られた時、 ユダヤ人を告発することはめったにない。

そして、ここアメリカでは、買収され支払い義務のある議会はお決まりの事を続けている。 先週、トランプ大統領は、長期支出法の一部であるいわゆるテイラーフォース法に署名し、 パレスチナ自治政府への援助を削減し、イスラエルへの資金を増額した。 1月にも、議会はパレスチナ人を支援する資金を削減した。 そのパレスチナ人は、家に帰ることを許可されるべきだと決議したにもかかわらず、 国連が運営する難民キャンプにいる。 今も帰るべき家はイスラエルのユダヤ人に占拠されているからだ。 この措置に関するいいかげんな議論の中で、議員は嘘をついた。それはアラブ人がテロ支援者であり、 イスラエル人を攻撃するためにその金を使うと主張する親イスラエルのロビイストのためにである。

私は続けられますが、メッセージはすべてのアメリカ人にとって明白なはずです。 自立したユダヤ国家と偏った本質的に不道徳な関係を継続することには、米国にとって利益はない。 米国の国家安全保障は強化されておらず、まったく逆である。 そして多くの無実の人々の血が、私たちの手によって流されているという悲しい認識しか残っていない。 この恐怖は終わらせなければならない。


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イスラエルの戦争を戦っている フィリップ・ジラルディ 2017.11.28
アメリカのユダヤ人はアメリカの戦争を推進している フィリップ・ジラルディ 2017.09.19

[日本語記事]
パレスチナ人殺害の記事、次の2件だけ。
(1)AFP(フランス通信社) 2018年4月14日
見出し:ガザ地区の対イスラエル境界での抗議デモ、死者34人に
URL: http://www.afpbb.com/articles/-/3171177
もっとも詳しい。パレスチナ人の主張とイスラエルの発表の両方を報道している。

(2)毎日新聞 2018年4月6日
見出し:ガザ地区 デモ最大規模 3人死亡、151人負傷
URL: https://mainichi.jp/articles/20180407/k00/00m/030/146000c
ほぼ死傷者数のみの報道。

[訳者コメント]
米国の政治家の中には「イスラエル・ロビーが信じられないほど強力で・・・」とか 「米国政府はイスラエル政府の言うことを絶対に拒否できない」などと言う正直な人がいる。 しかしそれ以上詳しいことは話さない。米国のメインストリーム・メディアは、全てシオニスト・ユダヤの所有であるから全く信用できない。 この記事を書いたフィル・ジラルディは本当に勇気ある人である。