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シリア紛争

ロシア軍はシリアへのミサイル攻撃に関する詳細報告を発表 2018.04.17

最終更新日:2018.05.11


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[元記事]
Russian military releases full report for US-led missile attack on Syria
By Ian Greenhalgh - April 17, 2018, Veterans Today
URL:https://www.veteranstoday.com/2018/04/17/russian-military-releases-full-report-for-us-led-missile-attack-on-syria-what-air-defense-systems-were-used-and-their-effectiveness/

[著者]

Ian Greenhalghは、軍事史と紛争の真の原因に特に関心を持っている写真家、歴史家。



シリアは古い防空兵器と最新の防空兵器、そしてロシアの統合命令体系を使っていたようだ。


ベイルート、レバノン(10:25 A.M.) – ロシア軍は4月14日の朝に行われたシリアに対する米国主導の ミサイル攻撃について全面的な報告を発表した。 その一部はどのようなシリア防空システムが使われたのかという点とその有効性の詳細である。

この報告書によると、シリア攻撃で発射された103機の米国、イギリス、フランスの巡航ミサイルは、 Pantsir-S1、Buk-M2、Kub、Strela-10、Osa、S -125とS-200からの112発の対空ミサイル(SAM)で反撃された。

これらの防空システムの有効性は、次のように記録された。

 名称    発射数     命中数  
Pantsir-S1 25 23
Buk-M2 29 24
Kub 21 11
Strela-10 5 3
Osa 11 5
S-125 13 5
S-200 8 0
112 71
(注)名称:対空ミサイルの名称, 発射数:発射したミサイル数

Pantsir-S1
Buk-M2

攻撃用巡航ミサイルを狙ったS-200が全く無効だったのは、SAMシステムが低空飛行ミサイルではなく、 高高度の航空機を迎撃することに偏った設計になっているためだった。

統計は、ロシアが決して使用を公表しない「ソフトキル」電子戦闘システムによって墜落したり 目標を逸れた西側ミサイルのカウントに失敗している可能性がある。

いずれにしても、公式の数字で見ると、米国主導のミサイル攻撃でのシリア防空迎撃率は約70%である。


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下記記事ではシリア軍が実際に使った対空ミサイルの種類などは不明だったが、この記事では命中率まで含め詳細が報道された。
[1] トランプのミサイルのひどい失敗 - ペンタゴンは攻撃目標でモスクワと協調? 2018.04.17
[2] 米軍の決定的な失敗 - シリア防空軍、103機の巡航ミサイルのうち71機を撃墜 2018.04.14

高名な批評家が、西側諸国とイスラエルは大規模なシリア攻撃を始めるのではないかと心配している。 果たしてできるのだろうか? これまでイスラエルは自由自在に空爆してきた。 しかし4月11日付けの記事で、イスラエルのF-16二機が対空ミサイルで損傷を受け一機は墜落、 パイロットは重症と報道された。
対空ミサイルの射程外からミサイルを発射すれば安全だが、すでにシリアには射程200km近い S-300が配備されている。 ロシアはさらに射程400kmのS-400も持っており、シリアに配備することも可能である。 西側諸国とイスラエルにとっては単なる脅迫と利権目当てのギャング並みの戦争である。 国の存亡をかけてる訳でもないし、大義もない。一体何人のパイロットが命をかけるのか?