説明

図形を選択し、cutまたはcopyボタンを押して、クリップボードに図形をコピーし、pasteボタンを押すと、元の図形を少しずらした位置に図形を貼り付ける。これにより図形を他のページや、他の図形データファイル(*.drawファイル)にコピーすることができる。

(1) pasteボタンを繰り返し押せば連続コピーになる。この場合、図形は右下に少しずらした位置にペーストする。

(2) ペーストする間に画面をクリックすれば、クリック点の付近にペーストする。

連続してペーストした後に、再度別な場所をクリックすれば、その位置にペーストする。

: 他のアプリケーションからコピーした画像データをこのアプリケーションにペーストすると下図のように左上にペースとされるので、図形の移動・リサイズで所定の位置に配置する。

: このアプリケーションからコピーした図形データは画像データとしてクリップボードにコピーするので、画像表示をサポートしているアプリケーションにはペーストできる。下図はこのアプリケーションからMS paintにペーストした結果。

図形の削除は図形を選択しておき"delete"ボタンを押すか、"Back Space">キーを押す。

:"cut"ボタン、"copy"ボタン、"paste"ボタンを押す代わりに、Ctrlキーとともにx、c、vを押してもよい(アクセラレータ)。また削除は"Back Space"キーでもよい。

説明

• 図形の色指定

fill colorボタン:図形の塗りつぶし色指定
line colorボタン:線、図形の境界の色指定
　

ボタンを押すと下図のプルダウンメニューが表示され、no fillを選ぶと無色・透明、fill colorを選ぶとカラーチューザが表示される。

ボタンを押す前に図形を選択する。グループ図形にも適用できる。

• テキストの色指定

Fontボタン( ) を押すと下図のフォントメニューが表示される。 さらに ボタンを押すと下図のカラーチューザが表示される。

カラーチューザから色を選んでOKボタンを押すと、選択済のテキストに色が設定される。
=> テキスト入力・編集 フォント属性の設定

• カスタムカラーチューザ

Java SEが提供しているカラーチューザ（下図上段のパネル）に色の取り込み機能(下図"Imported colors"パネル)を追加したカラーチューザダイアログ。

カスタムカラーチューザ

操作	説明
色の設定法	• 描画画面(キャンバス)で図形またはテキストを選択し、 fill colorボタン 、 line colorボタン 、 font colorボタンでカラーチューザダイアログを開く。 • javaのカラーチューザ(上図上段のパネル)、Inported colosパネルで色をクリックして選択すると、プレビューパネルにその色が表示される。 • OKボタンをクリックすると、その時点でプレビューパネルに表示されている色が、選択済の図形、テキストに色が設定される。 : カスタムカラーチューザダイアログではR, G, B値を表示するツールチップが"Imported colors"パネル、 Previewパネルを含む全てのパネルで利用できる。これにより正確な色の仕様ができる。
"imported colors"パネルへの色の取り込み	DrawTopを開始して初めてカラーチューザダイアログを開いたときは、 "imported colors"パネルには何も色は取り込まれていない。但し参考のためWhite, Black, Red, Green, Blueだけを表示している。色の取り込みは次の手順で行う。 •画面上の図形を選択し "imported colors"ボタンをクリックするとすると、 選択図形に設定されている 色(fill color, line color)およびテキストの色(font color)を全てImported colorsパネルに取り込む。
"imported colors"パネルの不要な色を削除	Imported colorsパネルの色を選択すると選択された色はダークグレイの枠で表示される。ShiftキーまたはCtrlキーを押しながら続けてクリックすると、複数の色を選択できる。色を選択しておいてdelete colorsボタンを押すと選択されている色が削除できる。

説明

図形の境界上でマウスの右ボタンを押すとポップアップメニューが表示されるので、"shape format"を選ぶ。
次の操作ができる。

・数値指定による図形の移動、リサイズ　=> 位置, サイズタブ

・図形のスタイル(線種、線の太さ、色)指定　=> スタイルタブ

・図形の属性指定　=> 属性タブ

・図形データ表示　=> データタブ

・テキストボックス、テキストの表示　=> テキストボックスタブ、 テキストタブ

位置、サイズを表示位置、サイズを変更しOKボタンを押すと図形を変更できる。 数値で指定できるので、正確な図形を作ることができる。

=>例題　正確な図形

直線の場合に表示されるダイアログ.

選択されている図形が直線の場合、次のダイアログが表示される。　

スピナーの値を変えることによって図形の移動リサイズができる。

• 始終点( start/end point)のx, y値: xまたはy値を変えると、 直ちに対応する点を移動する。その結果x軸と成す角度(angle)と直線の長さ(length)は直ちに更新される。

• x軸と成す角度(angle): 角度の値を変えると、直線のx軸と成す角度が変わる。 その結果、直線の終点のx,y値が直ちに更新される。

: 角度は反時計回り方向が正 。

• 直線の長さ(length): 長さが変えられると、直ちに直線の長さが変わる。 その結果、終点(end point)が移動し、そののx,y値が更新される。

=> 図形の属性(property)とスピナーの値

直線以外の図形に対して表示されるダイアログ.
選択されている図形が直線以外の場合、次のダイアログが表示される。

スピナーの値を変えることにより、選択されている図形を移動、リサイズできる。

• 位置(position)、中心点(center point): 位置のx-min, x-max, y-min, y-max 値または 中心点のx, y を変えると、図形は直ちに移動される。

すべてのスピナーの値は関連している。例えばx-minの値が変更されたら、 x-maxと中心点のx値は自動的に更新される。同様に中心点のy値が変えられたら、 y-min と y-max は自動的に更新される。

• サイズ(size): 幅 (width) または高さ (height) を変えると、図形は直ちにリサイズされる。

スピナーの値は関連しているので、例えば幅の値が変えられると、x-maxと中心点のx値が自動的に更新される。
同様に高さが変更されるとy-maxと中心点のy値が自動的に更新される。

=> 図形の属性(property)とスピナーの値

:

(1) 図形描画領域(キャンバス)の座標系は下図で、左上の点が原点である。

(2)コネクターの接続は、図形が移動、リサイズされても保持される。

元の図形	position, sizeタブで楕円を下に移動

図形の色、線の種類などを指定できる。

メニューボタンと同じ　参照=">=>図形の色、線の種類

例えば"line stroke"ボタンを押すと、下図のプルダウンメニューが表示される。

属性(プロパティ)タブは図形の移動、リサイズなどの操作を制限する。この機能は正確なサイズを必要とする図形がそのサイズを変更されないようにする。また角度の二等分線などは方向が重要なので方向を簡単には変えられないようにする。

・属性の設定された図形の振舞い

・属性が設定された図形の選択時の表示

(a) 直線

属性なし	enable resizing オフ	keep line directionオン

: 小さい灰色の端点マークは端点移動ができないことを示す。

(b) 閉じていない折れ線、三次曲線

属性なし	enable resizingオフ リサイズハンドルは表示されない	keep aspect ratioオン N, S, E, Wリサイズハンドルは表示されない

=> リサイズハンドル　

(c) 基本図形、閉じた折れ線、曲線

属性なし	enable resizingオフ リサイズハンドルは表示されない	keep aspect ratioオン N, S, E, Wリサイズハンドルは表示されない

図形データがテキストで表示される。

⋅ Text Align：左寄せ、中央、右寄せ
=> text align
⋅ Internal margine：テキストボックス内部の上下左右のマージン (ピクセル).
⋅ Text line space：行間(ピクセル).

テキストに設定されている属性(Bold, Italic, 色など)を表示。デバッグ用。

画面上で図形のない場所で、右ボタンを押すとポップアップメニューが表示されるので、"draw panel information"を選ぶと下記のダイアログが表示される。

描画パネルに設定されているマウスリスナーの一覧を表示。デバッグ用。