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シリア紛争

新たに明らかになったロシアの兵器システム: 政治的意味 2018.03.09

最終更新日:2018.04.22


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[元記事]
Newly Revealed Russian Weapons Systems: Political Implications
The Saker March 9, 2018, The Unz Review
URL:http://www.unz.com/tsaker/newly-revealed-russian-weapons-systems-political-implications/

[訳者注]
高名なPaul Craig Roberts氏が、ネオコンを「人類を丸ごと破壊しようとしている精神障害者連中」 と呼んで、彼の記事で毎回と言っていいほど核戦争を心配している。
第一撃を生き延びても、放射能大気拡散で「渚にて(On The Beach)」になるか、核の冬で6,500万年前の恐竜に なることは広く知られている(The Day After)。
このため平和ボケも加わってか、なかなか本気では信じられない。 この記事はネオコンの生態を、政治的・心理的側面から説明している。 この種の内容の記事はこれまで見たことがありません。ネオコンの集団心理の説明で、少しわかった気になりました。




ウラジミールプーチンが最近発表したロシアの新しい兵器システムについて、その軍事的意味に興味がある方は、 アンドレイ・マティノフ(Andrei Martyanov)の次の記事をお勧めします。 新しい兵器が米国、特に米海軍にとって何を意味するのかについて優れた分析を行っています。
=>翻訳:ロシアの新兵器システムの意味 2018.03.18
原文:The Implications of Russia's New Weapon Systems

私がここで書きたいことは、少し違い、(プーチンの)最新の発表の政治的影響をもっと見つめることです。


悲しみの5段階の最初の2つ:拒否、怒り
(The first two of the five stages of grief: denial and anger)


現在、アングロ・シオニストは、キューブラー・ロス(Kübler-Ross)の悲しみモデル(死の受容のプロセス)の5段階、 拒否、怒り、交渉、抑うつ、受容、の最初の2つの拒否、怒りと同様な経験をしています。 大部分の声明は、プーチン大統領が提示したビデオの質への批判と、「これらの武器は紙の上だけ」という単純な呪文です。 これは絶対に正常であり、あまり長続きしません。 その種の否定は、通常の反応メカニズムで、第一の役割が「打撃を和らげる」ことですが 、実際の方針や戦略を何も立てられない状態です。 しかし、これらの発表が、なぜこのような強力な反応を引き起こしたのかは調べる価値があります。 なぜなら一見したより少し複雑だからです。

第一に、衝撃の発表:これらの兵器システムの配備は、少なくとも第一撃の安定性の点においては、 ロシアと米国の核バランスを根本的に変えるものではありません。 この点に関する詳細な議論については First-Strike Stability(PDF) を参照。
確かにロシアと比較して、米国の核兵器が陳腐化しているのは事実です。イエス、それは確かです。 しかし、このことは、ロシアが米国に対して第一撃を行い、逃げおおせることにはなりません (どちら側もできません。米国がロシアに対して第一撃を行い、逃げおおせるのも無理です)。 どちらの国も、例え想定される武装解除の攻撃で戦力が90%喪失したとしても、核弾頭の運搬能力は十分に残ります。 プーチン大統領の警告のポイントは、西側を脅迫することではなく、ロシアが核戦争で勝利することでもありません。 まず第一に、彼の演説は公共心理療法が大いに必要とされるケースだったからです。 彼の意図は、帝国が結局はもっと建設的な悲しみの次の3段階(交渉、抑うつ、受け入れ)に入ることを強制することでした。

深い妄想に取りつかれた帝国に現実感をもたらす
(Bringing a sense of reality to a deeply delusional Empire)


帝国の指導者たちは、イデオロギーで洗脳された騒々しいごろつきと一緒に、 現実から完全に切り離された世界に住んでいます。 これがマティノフ(Martyanov)が米国に「まだバブルの中に住み続け、 外部からの良識と平和の声を聞く耳を持たない」と言う理由です。 プーチン大統領の演説は、「米国のエリートに、平和ではないにしても、 少なくともある種の正気を強制するものでした。 それは彼らが、新興世界の地政学的、軍事的、経済的現実を現在のところ全く認識していないことを前提としてます」。 マティノフはそれを次のように説明しています:

米国の権力エリート、その多くは軍務に一日も就いたことがなく、 本格的な軍事教育機関に出席したこともありません。 重大な軍事技術や地政学的問題についての彼らの専門知識は、核兵器セミナーだけです。 良くても、議会調査局が努力しても、軍隊の複雑さ、性質、応用方法を把握できません。 彼らは単純に基準に達していません。 いまだにアメリカのポップ・ミリタリー文化、 軍隊ポルノやプロパガンダとしても知られているものが作られています。 これらの人々は、弁護士、政治「科学者」、社会学者、ジャーナリストの集まりで、 米国戦略の台所を支配し、絶えず妄想の地政学と軍事理論を料理しています。 これらの人々は、彼らの気の毒で大切な人が背中や額を標的されたときに、確実にひとつだけ分かります。

これらのエリート達が、現実世界では何十年も背中を標的を背負っていたのは事実です。 彼らがABM条約(弾道弾迎撃ミサイル制限条約)から撤退し、ロシアを迎撃ミサイル発射機で包囲し、 なんとか背中の標的を取り除くことに成功したと自分を納得させても事実を変えたことにはなりません。 米国の政治家の何人か(多く? ほとんど?)は、少なくとも心の底では、 ABMシステムが本当は米国をロシアの反撃から全然守れない、と悟っていた真実は実際には重要ではありませんでした。 なぜなら独特の米国の心理学的要因があり、ABMシステムの役割を否応なしに魅力的にしたからでです:

1)ABMシステムは、米国に無罪放免を約束した:無罪放免は、軍事優位とともに、米国の大きな神話の一つです。 参照=>War with Russia: Two Great American Myths
「武器を破壊する武器」のレーガンから現在の朝鮮危機まで、アメリカ人は常に海外行動での無罪放免のために懸命に努力してきました:
「祖国」が神聖な砦として残っている限り、すべての国を火、殺人、暴力の海で溺れさせろ。
第二次世界大戦以来、アメリカ人は何100万人もの外国人を殺しました。 9/11が起きたとき(明らかに偽旗だったことは気にしない)、 国は、約3,000人の無実の市民の失ったことで臨床的にはある種のショックに陥りました。 ソ連その後はロシアの核兵器は、もしソ連/ロシアが攻撃された場合、数千万の死者を生み出すことは確実でした。 それが、ABMの「盾」についてのおとぎ話を紡ぐことを、それほど魅力的にした理由でした。 例え、技術的には夢物語(レーガンの「スター・ウォーズ」)、 またはせいぜい数本のミサイル(欧州の現在のABMシステム)しか止められない非常に限られたシステムであってもです。 またもや米国の政治や集団精神にとって、真実は全然重要ではありません。

2)ABMシステムは、法外に腐敗した米国の軍産複合体にとって巨大なぼろ儲けを約束しました。 何百万人ものアメリカ人が働き、多くの人を夢のように豊かにしました。 率直に言って、私は、ABMプログラムに関わっている多くの(ほとんどの)人が、 完全にこれは時間の無駄だと分かっていと思います。 しかし、銀行口座がお金で一杯である限り、彼らは気にしませんでした:ほら、彼らは払ってくれた – 頂きましよう!

3)米国の軍事文化は、個人的な勇気や自己犠牲を重視したことは一度もありませんでした(明白な理由により)。 ABMのおとぎ話の様々なバリエーションでは、アメリカ人は、次の戦争がほとんどボタンを押したり、 コンピュータで戦われると信じています。 実際に爆弾が落ち始めると、どこか他に落とさせようとします。なるべくなら遠く離れた褐色の人々の上にです。 神と人類にとって自分たちと同じくは貴重ではなく、白人が「必要不可欠な国」ではない場所へです。

これに米国の技術的優位性の神話を疑似宗教的信念(本当は独断)に加えると、 米国という相手が徐々に背中に標的があることを忘れてしまった、ということにロシアの指導者たちは気付きました だからプーチン大統領がしたことは、米国の指導者たちが確実に現実に戻ってくるように、 何個か別な標的を描くことでした。

プーチン大統領の演説の目的は、オバマ(「ロシア経済はボロボロになっている」)と マケイン(「ロシアは国を装うガソリンスタンド」)の両方とも間違っていることを証明することでもありました。 米国を支配するエリートに向けたロシアのメッセージは簡単でした。 いいえ、技術的に遅れているわけではありません。多くの点で、あなた方より10年進んでいます。 制裁や我々を孤立させる試み、エネルギー価格の劇的な下落、世界市場へのアクセスを制限しようとする試みがあってもです (この新しい世代の兵器システムの開発の成功は、高度な合金、ナノテクノロジー、スーパーコンピューティングなど、 ロシアの基礎研究の現実を表す明確な指標です) 。

ペンタゴンの戦争屋にとって、メッセージは同じくらい明確で厳しいものでした。 私たちはあなた方が世界侵略に使っている費用の10%以下しか使っていません。 あなた方の量的優位性に対し、私たちの質的優位性で対抗します。 簡単に言えば、あなた方はドルで戦い、私たちは頭脳で戦います。
米国の宣伝屋は、ロシアが常に大量に未熟な兵士や知恵のない残酷な武器を使っていると言いたがりますが、 今や全く不慣れなパラダイムに対処しなければなりません。 ロシアの兵士はるかに良い訓練を受けており、装備、指揮もはるかに良く、 彼らのモラルと意志は、典型的な米国軍人よりも無限に高いのです。
すべてが「世界最高」、あるいは「歴史上最高」と、マントラのように繰り返される米国の軍事文化のために、 この種の新しい現実は非常に辛いショックとなり、ほとんどの人が深く拒否します。 米国とレーガンが軍備競争でソ連を破産させることに成功したという(歴史的に完全に嘘の)物語を 信じている人たちにとっては、悪の旧ソビエト連邦と「取引場所」を持ち、軍事支出による破産に 直面しなければならない状況になっていることは、非常に奇妙に感じられるに違いありません。

幻想の帝国では(少なくとも予見可能な将来は)何も変わりません。

破産といえば、最近の暴露では、ロシアが何年も警告しているいることが確認されました: ABM防衛に使われた米国の膨大なお金はすべて無駄でした。 ロシアは非対称的な対応を見つけて配備したので、米国のABMプログラム全体はまったく役に立たず、時代遅れになりました。 さらに、マティノフ(Martyanov)も指摘しているように、米国の水上艦隊の現在の勢力構成は、少なくともロシアに対しては、 基本的に時代遅れで無用なものになっています(確実に中国がロシアに近づいて来ています)。 米国の納税者の資金が無駄になり、米国の核・海軍戦略が完全に間違い、情報機関は失敗(収集レベルでも分析レベルでも)し、 米国の政治家たちは悲惨な決断を下しました。そして、これはすべて、神が知ることになる調査、辞任、 数多くの行政または犯罪的制裁がいかに多いかを消す「ビープ音の塊」です。 しかし、もちろん、絶対に何も、何も起きません。頭がひとつ転がることもありません...

「幻想の帝国」では、真実は全然重要ではありません。 事実、私は今や明白に役に立たないABMプログラムは何もなかったかのように進んでいくと予想しています。 そして、ある意味では、それは本当です。ゾンビとなった米国の一般市民は、何が起こっているのかを知らされないでしよう。 理解する人々は、社会的に無視され無力で、何も変えられません。腐敗した寄生虫は何100万、 何10億ドルも納税者のお金を浪費しており、タオルを投げ込むにはあまりにも多すぎます。 実際、アメリカはネオコンによって運営されているので、彼らが何をするのかをとても簡単に予測できます。 彼らはネオコンが常にやることをやります:イチかバチかの賭けに出る。 だから、米国のABM配備全ては役に立たず、時代遅れであることが公に知られるようになった後でも、 更に現金が「愛国者」の「議員」(政治的に正しかった私の試み!)によってつぎ込まれます。 彼らは「ロシアの独裁者」に対して「堅固な立場」を示し、誇り高き米国は「ロシアの核脅迫」に屈しないと説明する旗に囲まれます。 これらの色はにじまない! 団結して立ち上がろう! 等々。

アメリカ海軍(USN)については、話題ですらありません。 だから、マティノフ(Martyanov)はThe Unz Reviewにいくつか投稿しました。 誰が気にするか? それはもちろん 「ロシアの宣伝」以上のものです。それは実際に分析前でも却下されます。 そして必然的に再保証の結論はいつものように「私たちはナンバーワン」、「アメリカは波を支配する」、 そして普通の主戦論者のナンセンスを米国の提督は数10年間国民に言ってきました。 米海軍に賢明な男がいることに注意、たくさんのそれらの人がいて、何が起きているかを知っています。 しかし明らかにキャリア上の理由から影響力がなかったり、沈黙を保ったりしています。

現実は、マティノフが呼ぶ「技術的優位性のアメリカ神話」は、米国の集団精神に深く根ざしており、 国家のアイデンティティの一部で、これまで脅かされませんでした。 プーチン大統領は、ビデオや演説だけでは不十分だと判断して、ライブで発射のデモを行うよう決めても、 メディア、政府、大衆の中のゾンビは旗を振り、それは無かったと装って否定する方法を見つけます。 または彼らの顔に神秘的な笑みを浮かべて、「ああ、かっこいい、しかしもしあなたに見せていない超兵器さえ知っていたら!!」 の趣旨で返事します(ごろつきの1人が実際に書いたように、 攻撃の際には米国が腕まくりする兵器があるはずだ」)。 したがって、近い将来、集団拒否が続くと思ってください。

あなたの頭が砂の中にいるとき、あなたのお尻は空中にある
(When your head is in the sand, your ass is in the air)


しかし、現実は存在します。どのように米国の宣伝屋が流したり、否定したり、混乱させたり、却下しても、 米国にとって正に基本的なものが変わりました。 そのような現実の1つは、時間の経過とともに、米国の人々の心にゆっくりと浸透し始めるでしようが、 それは愛する「故郷」と彼ら自身が今や個人的かつ直接的に危険にさらされているということです。 確かに歴史上初めて米国は、米国内のどの目標にも到達できる強力な従来兵器の標的となっています。 それだけでなく、古いICBMとは異なり、米国のどこでも攻撃できる武器システムの発射、発見が 非常に難しく米国に警告時間をほとんどまたは全く与えない巡航ミサイル。 私たちはすでに、ロシアの巡航ミサイル3M-54 KalibrとKH-101/102の射程がそれぞれ2600kmと5500km(またはそれ以上) であることを知りました。 ウラジミールプーチン大統領は、現在、ロシアは基本的に無限の射程の原子力巡航ミサイルもあると発表しました。 これらのミサイルは発射で強い熱信号を発生しないため、亜音速で(ほとんど加速するだけで)軌道の大部分を飛行し、 その熱的特徴は非常に低く、その形状は非常に低いレーダー断面積となり、非常に低高度(地球のひだ)コースを飛行して、さらに隠します。 しかし、最善なのは、外から普通の商業用貨物コンテナに見えるものから発射できることです。 そのようなミサイルがどのように隠され、配備され、使用されるのか、次の短い宣伝ビデオを見てください:

[Youtube] Club-K コンテナーミサイルシステム
URL: https://youtu.be/XgyZzRRFLlg


Club-K Container missile, トレーラーに搭載


プーチン大統領が公式にこの兵器を発表に加えたのは、この兵器は無限の射程をもつ巡航ミサイルで、 理論上、言ってみれば、インド中南部やタスマン海から発射され、米国中西部の司令部を破壊できます。 さらに、発射プラットホームはロシア海軍の船である必要はなく、商用(貨物、漁業など)の船、クルーズ船でも可能です。 ロシアの大型輸送機は、アフリカや南極のどの場所にも、このような「コンテナ」を配備でき、 オマハの下町に従来型弾頭か核弾頭のどちらかで攻撃できます。それは基本的にゲームを変えるものです。

逆に、新しい原子力魚雷は、一種の「水中巡航ミサイル」で、それは船舶や沿岸設備に対して 同様な能力を持つと考えることができます。 この「水中巡航ミサイル」が極氷の下を「飛ぶ」ことができる点を除いてです。 言うまでもなく、これらの巡航ミサイルはすべて、必要ならば核弾頭を付けることができます。

しかし、現在標的としているのは米国本土だけではありません。世界中のすべての米軍施設が攻撃でき、 米国が対応できる時間は非常に短いかゼロです。

現代の戦争ではこれが本当に根本的な変革で、革命といっても言い過ぎではありません。 私は認めたくないのですが、先制攻撃の確実性の観点からは望ましくない展開です。 これは、米国の死活的軍事サイトと従来サイトのほとんどすべてと、米国の核の3部隊(地上発射型、 潜水艦発射型、航空機発射型)を危険にさらすからです。 この状況の全責任は、2002年のABM条約の悲惨な米国撤退以来、米国の傲慢で無責任な政策のせいです。 さらに、私はロシア人が喜んでアメリカ人と椅子に座り、両国間の先制攻撃の安定性を回復するための 相互合意につながる合理的な手段を模索すると確信しています。 当然、米国の腐敗した指導者のほかの誰も、ロシアと米国の間のあらゆる軍備競争や、 そのような試みに伴う膨大な費用を必要としません。 しかし、この武器レースはおそらく続く(上記のように、ネオコンは常にイチかバチか)だろうから、 ロシアは2つの重要な理由でこのレースで巨大な優位性を持っています。

1)ロシアとは違って、米国は完全に馬鹿げた威信のため、無用なABMと運搬手段中心の 海軍調達プログラムを縮小することを拒否するでしよう。 実際にロシアの能力に対抗しようとする全資金は最優先で、代わりではなく、 これらの無用な、時代遅れのプログラムに使われるでしよう。 対照的に、ロシアは実際に違いを生むプログラムに資金を使うでしよう

2)開発サイクルが長い多くの主要分野において、米国は現在、劇的に遅れています。 率直に言えば、米国が沿海域戦闘艦(LCS)や最悪の場合でもF-35などの災難からどう逃げ出すのか想像もできません。 1990年代のロシアと同じように、米国は今日、腐敗した無能な臆病者によって支配されており、 本当の有意義な軍事改革に着手するために必要なものを持っていません。 その結果、米軍は再び良くなる以前に、さらに悪化する問題に苦しめられています。 当面、プーチンのロシアとトランプの米国の違いは、単純です:ロシアは防衛にお金を使い、 米国は腐敗した政治家やビジネスマンを富ませるために使っています。 このようなパラメタの組み合わせでは、米国はどんな軍備競争でもチャンスをはありません。 米国の技術者や兵士の才能や愛国心とは無関係です。

LCS-2_USS_Independence_Littoral_Combat_Ship(沿海域戦闘艦)


ロシアと米国は既に戦争中であり、ロシアは勝利している
(Russia and the US are already at war and Russia is winning)


ロシアと米国は少なくとも2014年以来戦争を続けています(私は毎年、毎年、今年について警告してきました)。 これまでのところ、この戦争は約80%の情報、15%の経済、5%の力学でした。 しかし、これは非常によく変化し、突然ということもあります。 したがって、ロシアは、アングロ・シオニズム帝国による従来型攻撃と核攻撃の両方に 対処するため大きな試みに着手しました。 この状況で取られた措置のいくつかを以下に示します:(部分的な、非網羅的なリスト!)

西側からの従来のNATOの脅威に対応して:
(In response to the conventional NATO threat from the West)


●プーチン大統領は第1親衛戦車軍の再建を命じた。 この戦車軍には、2つの戦車師団(ロシア軍最強 - 第2タマンスカヤ親衛自動車化狙撃師団と 第4カテミロフスカヤ親衛戦車師団)と合計500以上のT-14アルマータ戦車が含まれます。 この戦車軍は、第20諸兵科連合軍(進行中)によって支援されます。 これは第二次世界大戦と冷戦時に「打撃軍」と呼ばれたものになるでしょう。

●プーチン大統領は第1親衛戦車軍の再建を命じた。 イスカンデル(Iskander)-M戦略戦術ミサイルシステムの導入(完了)。
9K720 Iskander.short-range ballistic missile
Range 500–600 km

●ロシア空軍の規模を36,000から72,000に倍増(進行中)

●国家警備隊(州兵)の創設:内務省(約170,000の兵士)、緊急事態省の職員、OMON暴動警察(約4万の兵士)、 SOBRの緊急対応部隊(約5000人 + 兵士)、特殊部隊Zubr、Rys、Iastreb(約700人 + オペレータ) を含む総務省の作戦部隊と航空部隊の特殊指定センターが合計約25万人、近い将来、おそらく30万人になるでしよう。

●高度な多用途制空戦闘機および迎撃機(MiG-31BM、Su-30SM、Su-35S、およびまもなくMiG-35およびSu-57)の調達および配備。
Mig-31BM, Launching Kinzhal missile.

●S-400およびS-500防空システムと超長距離レーダーの配備
S-400 missile system, Range Max 400 km

●すべての軍隊に新しい現代的システムを約70%採用。

米国によるロシアのABM「包囲」に対応して:
(In response to the ABM “encirclement” of Russia by the US)


●極超音速機動核弾頭を搭載したRS-28 サルマット(Sarmat) ICBMの配備
●従来型超長距離の巡航ミサイルの配備
●基本的に無限の航続距離を持つ原子力推進巡航ミサイルの配備
●大陸間射程、超高速、静粛推進と深々度航行可能な原子力推進無人潜水機の配備
●射程2000km、マッハ10超音速ミサイル・キンジャール(Kinzhal)の配備
●マッハ20が可能な新たな戦略ミサイルアバンガード(Avangard)の配備

[訳者注]個々の兵器の解説は次の記事参照
=>プーチンが激烈な演説で発表した6つのスーパー兵器 2018.03.01

このリストは網羅的ではなく、新しい潜水艦(非大気依存推進、従来型ディーゼル・エレクトリック、 核攻撃および弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN))、攻撃機、様々なタイプの新しい装甲車、 新しいハイテクの兵士装備、新しい火砲、等々。 しかし対決し必要な場合には西側の侵略を撃退するロシアの準備で最も重要な要素は、 士気、規律、訓練、ロシア兵士の決意(シリアのいくつかの最近の事例ではとても力強く描かれています)である。 言いたいことは、比較すると、米国とEUの軍人(またはその司令官)は、まさに印象的ではなく、 そっとしておこうということです。

汝平和を欲さば
Si vis pacem, para bellum


現実は、もちろん、ロシアの誰も戦争を計画していません。戦争を必要としないし、あるいは戦争を望んでいません。 実際、ロシアは国としては、さらに長い年月の平和(相対的にしろ)が必要です。 第一に、明らかに時間はロシア側に有利で、米国との軍事バランスが急速にロシアの望む方向へシフトしているからです。 しかし、それほど重要ではありませんが、紛争、戦争、混乱へと邁進する米国と異なり、 ロシアはあまりにも長い間無視されてきた多くの国内問題を処理する平和が必要です。 問題は、米国の政治システムと経済全体が完全に永続的な戦争状態に依存していることです。 それは、声高なロシア嫌いで煽られた帝国の傲慢と相まって、効果的で潜在的に危険であり、 ロシアを「牙を剥く」もしくは戦う以外の選択肢がない状態にする可能性があります。 プーチン大統領の演説は、帝国の支配するエリートたちを妄想的な眠りから目覚めさせるのに十分でしようか?

おそらくだめです。 実際、短期的には、逆の効果を与えるかもしれません。

ロシアがシリアに対するオバマの計画的な攻撃を逸らした時を覚えていますか? 米国の反応は、マイダンを引き起こすことでした。
[訳者注] 参照=> ウクライナ紛争の発端 – 衝撃の新証拠:マイダンの狙撃手は、警察と抗議側の両方を撃つよう命じられたと告白 2018.02.20

悲しいことに、まさに似たようなことがすぐに起こると思います。 最もありそうなのは、今年の春か、夏のワールドカップの間に、 ドンバスに対する全面的なウクロナチ(造語:ウクライナ・ナチ)の攻撃です。 もちろん、このような攻撃の実際の結果(ここですでに論じている)にかかわらず、 これはロシアと帝国の間の実際の軍事力の力関係に決して影響しません。 しかし、それは良い感じです(ネオコンはすべての形で復讐を愛しています)。 シリアでさらなる挑発が予想されます(既にここで議論しています)。 それゆえ、近い将来、ロシア人は、現在も確かにフラストレーションの多い痛みを伴う道を歩き、 相対的に受け身の危険を避ける姿勢を維持しなければならず、帝国とその追従国が弱さの徴候として解釈するでしよう。
それらをさせておきなさい。現実の世界で、帝国の実際の力(ソフトまたはハード)が低下し続けている限り、 高価だが軍事的に無用な兵器システムを量産し続ける限り、 米国の政治家がすべてを「ロシアの干渉」と非難するのに忙しい限り、 経済とインフラを崩壊させ、米国が印刷紙幣を実際の富の代用品として使用し続けている限り、 米国の内部・社会的政治的緊張が引き続き熱くなり、そしてプーチンの計画が働いている限りは。

ロシアは非常に狭い道を歩み続ける必要があります:米国との直接的な軍事対決を避けるために 十分に回避的な行動をとり、同時に、アメリカ人がロシアの回避性を弱さのサインと解釈して バカなことをしないように明確な合図を送ります。
ロシアの最終目標は簡単ではっきりしています:徐々に平和的にアングロ・シオニスト帝国を解体すること。 徐々に平和的に覇権国による一極支配を、国際法を尊重する主権国家の共同統治による多極世界で置き換えること。 したがって、破局的または暴力的な結果は非常に望ましくなく、可能な限り避けなければなりません。
この戦争では忍耐力と集中が、迅速な対応や誇大宣伝よりも、惑星の未来のためにずっと重要です。 「患者」は一歩ずつ現実に戻らなければなりません。プーチン大統領の3月1日の演説は、 そのような一歩として歴史上に残るでしようが、患者が最終的に目を覚ますまでには、 さらに多くのステップが必要になるでしよう。


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