リンク:記事一覧 [元記事] The Warmakers The Saker May 5, 2018r URL:https://www.unz.com/tsaker/the-warmakers/ [著者]
4月のシリアへの米国の攻撃と最近の朝鮮半島の進展の間で、帝国は新しい戦争の始まりを探していて、 私たちは一時的な休戦状態にあります。 いつも役に立つイスラエル人、口にしてはならないビビ・ネタニヤフという人物は、戦争ではないにしても、 少なくとも何らかの偽旗のためか、米国にイランを攻撃させる口実のために太鼓を叩いている。 そして、いつも流血しているドンバスがある(今日の分析で取り上げない)。 それでは、私たちがどこに立っているのか、どこへ向かっているのか推測してみましよう。 正直言って、無知な戦争挑発屋の精神病者が次に何をするかを推測しようとするのは、 当然ながら無駄な努力である。 しかし米国のホワイトハウスやペンタゴンには理性的な人々がいくらかは残っている 無視できないサインがある(先月のシリアでの「見せかけの攻撃」で示されたように)。 ある程度の正気さが残っていると仮定(希望)できる。 最低限、制服のアメリカ人は、非常に基本的かつ根本的な質問を自らに問わなければならない。 私はイスラエルのために死にたいのだろうか? 私はイスラエルのために仕事を失いたいのだろうか? 私の年金はどうだろう? ストック・オプションだけかも? そんな「素晴らしい」国のために、 大きな地域戦争の危険を冒す価値はあるのだろうか? 多くのことは、米軍の指導者(そして人々!)がこのことを自問する勇気を持っているか、 もしそうなら彼らの返事がどうなるかによって決まる。 しかし、まず、良いニュースから始めよう: 北朝鮮と韓国は直接対話している。 これは確かに少なくとも2つの理由から本当に素晴らしい進展である。 第一に、もちろん、重要かつ客観的な事:朝鮮半島における戦争の危険を低下させるものは何でも良い。 しかし、私たちが割り引くべきではない第二の理由がある:トランプはこれについて全ての信用を得て、 彼の(空の)脅迫が北朝鮮人を交渉テーブルに就かせた主張する。 私は言う - 彼にさせなさい。実際に私は、彼らが米国のどこかでトランプのために、 紙吹雪と100万の旗のパレードを企画してくれることを願っている。 宇宙飛行士のように。勝利者、証明された、非常に、非常に男らしいと彼に感じさせなさい。 「アメリカを再び偉大にしよう」、知ってますね? そう、それは考えるのもうんざり(逆説的ではなく)だが、平和のために支払う価格が少しばかりの知的な吐き気なら、 やろうと言いたい。もしトランプ、ボルトン、ヘイリー、そして残りの人が「尻を蹴飛ばした」と感じ、 「無敵の軍隊」が「ロケットマン」に「核兵器を放棄させた」と感じるならば(彼は決してそうは言わなかった。気にしない)、 私は心から、喜ばしく大いに自我を満足させる祝典を願います。 少なくとも今のところ、彼らは別な戦争を始めることを探さない。 では悪いニュース。 イスラエル人はまたそれをやっている。 驚くべきじゃないですか? イスラエル人は何年もの間、「差し迫った」イランの核について泣き叫んでおり、 彼らはまだそれをやっている。それだけでなく、これらの人は 「イランが嘘をついた」と言う神経を持っている。 真面目な話だが、既に独特なイスラエルの基準によってさえ、それは本当に成層圏まで上昇する厚かましさである。 それがどビビ・ネタニヤフだったら、これは滑稽だ。 しかし、問題は現在、イスラエルが米国政府のすべての部局をその代理人(ネオコン)に完全に隷属させ、 彼らが全てを支配していることである:支配階級党(Uniparty)の2つの支店(共和党, 民主党)から議会、 そしてメディアまで。トランプはあわれなほど彼らの要求に屈服しており、彼らはまたホワイトハウスも支配している。 彼らは明らかにCIAも支配しているが、ペンタゴンには彼らの狂気に対して抵抗があるかもしれない。 米国は現在、シオニスト占領政府によって文字通り支配されている。それについては間違いない。 だからこれらの人は本当に何を企んでいるのだろうか? 彼等を最もよく知っている男の話を聞こう。 彼の一言一言は間違いない。ヒズボラのナスルッラーフ(Nasrallah)議長である(なぜ1980年代から、 離れて見てさえテロ攻撃のようなことは何も実行していないのに、ヒズボラは、「テロリストのA-チーム」 と呼ばれるのかこれまで疑問だった。丁度その事を言っている):
最初の出来事は、ホムズ郊外にあるT-4基地または空港に対するイスラエルの露骨な公約の攻撃であり、
イランのイスラム革命守護者のイラン軍が標的だった。
多数のミサイルが命中し、将校や兵士のうち7人が殉職し、他の人を負傷させた。
これは、意味深く重要な新しい出来事だった。おそらく一部の人々は、その重要性と規模に注意を払わないかもしれない。
イスラエルは本当にユニークで驚くべき国である:公然と敢えて国際法を完全に無視し、 数十年間パレスチナ人に対してゆっくりした虐殺を続けているだけでなく、 それはまた、戦争を主張するために多量のプロパガンダ資源を絶えず使っている。 そして、これらの目標を達成するために、シオニストと同じく卑劣で邪悪な政権と同盟しても気にしない。 サウジアラビアのワッハーブ主義の気違いのことです。そして、すべて米国から高く支援されている。 何人かは「親切の枢軸」と言う。確かに! 彼らの計画は何だろう? 実際、それはかなり簡単である。 イスラエルの計画「A」(失敗) 当初は、世俗的な(バース党支持者)政権をすべて武力で倒し、宗教的な狂人で置き換える計画だった。 そしてその精神的腐敗に感染して国々を弱体化させるだけでなく、何10年も後退させ、 いくつかはより小さな組織に分裂し、アラブ人とイスラム教徒は互いに大量に殺し合い、 イスラエル人は誇らしげに「西側諸国」の一員であり「中東における唯一の民主主義国家」と主張する。 もっといいことに、ダーイシュ / ISIS / アルカイダ/などが工業的規模で残虐行為をしているとき (そして、常にカメラで専門家に撮影されている)、ゆっくりとしたパレスチナ人の虐殺は 現実に完全に忘れ去られるだろう。 もしイスラエルが「イスラム過激主義」に脅かされていると宣言し、国境を越えて(法的にまたはその他により) 2、3の「安全地帯」を拡張し、「アラブ人は力しか分からないので」日常的に爆撃する(イスラエル人は、 「中東出身者」("Aye-rabs", "sand niggers")の殺害を愛する米国の「キリスト教徒」の シオニスト勢力からの賞賛を受けるだろう)。 このすべての終わりに、シオニストは夢を見た:ダーイッシュ軍をヒズボラ(シオニストは2006年に イスラエル国防軍(IDF)が屈辱的な敗北を被ったので恐れ憎んでいる)に対して解き放つ。 今私はこれが愚かな計画だと直ちに同意する。しかし、プロパガンダで誘発された神話とは対照的に、 イスラエル人は本当にあまり賢明ではない。厚かましく、傲慢で、意地悪く、操られた - そうです。 しかし、賢い? 全然。サダムフセインを打倒したら、結果的にイランがイラクでの主要プレーヤーになることを、 彼らはどうして理解できないだろうか? これは、イスラエル人がいつも「その場しのぎの」短期間の「解決策」を求める証拠である。 多分、傲慢さと人種的優越感で盲目になっているからだ。 あるいは、2006年のレバノン侵攻はどうだろう? 彼らは世界で何を達成するつもりだったのか? そして今、これらの人々はヒズボラではなく、イランに取り組んでいる。 ハサン・ナスルッラーフは絶対に正しい。本当に愚かな決定である。 しかしもちろん、イスラエル人は今や「計画B」を持っている。 イスラエルの計画「B」 第1ステップでは、プロパガンダマシンと潜入したエージェントを使って、イランの軍事用核計画についての神話を再開する。 国際連合の常任理事国5カ国とドイツ(P5 + 1)、さらにはEU諸国でも、いわゆる「共同行動計画」が 合意されたことは気にしない! そしてイランは他のどの国もこれまで直面したことがない制限を課され、 特に1970年以降、イランは核拡散防止条約(NPT)で良いメンバーであったこと、 イスラエルはもちろんそうではなかったことも気にしない! しかし、シオニストとネオコンのグループは、もちろん例外的な人々で、事実と論理の制約を受けない。 トランプが共同包括行動計画(JCPOA)がひどい取引であると言うならば、これはそうである。 ヘイ、私たちは「ポスト・スクリパル」と「ポスト・ドゥマ」の時代に住んでいる。 アングロ(またはユダヤ人)指導者が、「可能性が高い」と言う人がいるのなら、誰もが即座に 「連帯」を示して、「反ユダヤ」または「陰謀論者」で告発されないようにする義務がある。 だから、第1段階は、イランの軍事用核兵器プログラムのゼロからの再点火である。 第2ステップは、イスラエルが「生存を脅かされている」から、「自らを守る」権利があると宣言する。 しかし、ここに問題がある。イスラエル国防軍は、簡単にイラン人を倒すための軍事手段を持っていない。 攻撃はできるし2、3の目標に命中させることもできる。 そうです、しかしイラン人(そしてヒズボラ)がイスラエル(そしておそらくサウジアラビア)に ミサイルの雨を放つと、イスラエル人には対応できる手段がないだろう。 彼らはそれを知っている。しかし彼らはまた、イランの反撃が、彼らに「ああ,不幸な私たち!! 神よ!!」 を叫ぶ完璧な口実を与えることを知っている。そして馬鹿なアメリカ人がイラン人と戦うようにする。 あなたは、米国にはイスラエルとの相互防衛条約がないことで反論するかもしれない。 それは間違いです。 そうです、それはアメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)と呼ばれている。 さらに、昨年、米国はイスラエルに恒久的な米軍基地を設立し「仕掛け線」を作った: そして「シーア派」が「化学兵器」で米軍基地を攻撃しようとしたと主張している。 大当たり! 今や報復で戦術核も含む全ての武力を使う口実を持っている。 「イスラエルを地図から抹殺したい大量虐殺のイラン人」を武装解除するため、 または何らかのナンセンスな理由により。 私が言うようにイランが軍事用核計画を持っていないとすれば、何が論点になるのだろうか? 私の答えは簡単だ:本当にシリアが化学兵器を使ったと思うか? もちろん違う! サダムの大量破壊兵器、イランの核開発計画、シリアの化学兵器、カダフィ大佐の「バイアグラ武装強姦兵士」、 それ以前はコソボでの「ラチャクの虐殺(Racak massacre)」やサラエボの様々な「マーケイル市場(Markale market)」虐殺 についての全てのナンセンス:これらは侵略のための口実にすぎず、それ以上ではなかった。 イランの場合、イスラエルの恐怖はイランの核兵器による「地図からの抹消」 (それはもともと宗教指導者ホメネイが話した言葉の誤訳である)ではない。 イランのような大規模で成功したムスリム地域大国が、イスラエルを非合法で 人種差別主義国家だと公然と大胆に非難するので、本当に彼らを逆上させる。 イラン人はまた、米国帝国主義を公然と非難しており、さらにサウド家のワッハーブ独裁を非難している。 それがイランの本当の「罪」である:アングロ・シオニズム帝国を公然と無視し、大変成功していることである。 だからイスラエル人が本当にやりたいことは: 1. イランに最大限の経済的損害を与える。 2.「間違った」指導者をあえて支持するイラン人を処罰する。 3.イスラム共和国を打倒する(セルビアにした事をする)。 4.勇敢にもイランの足跡に続く他のどの国を思いとどまらせる例を作る。 5. アングロ・シオニスト帝国の全能性を証明する。 イスラエルは、米国にイランを激しく攻撃させて、ヒズボラ、イランと他の同盟国を十分に弱体化させ、 いわゆる「シリア三日月」を破壊することを期待している。 イランがイスラエルにとって生存上の脅威であると言うことは、間違っているわけではない。 彼らはこの脅威の本質と、それがなぜ危険かについて嘘を言っているだけである。 次の事を考慮: イスラム共和国が発展し繁栄することを許される場合、民間人を虐殺し公共インフラを破壊する イスラエル国防軍(IDF)の議論の余地の無い能力に対してイスラム共和国が恐怖を感じない場合、 イスラム共和国は、 サウド王家によって具現化された一貫しないイスラムの魅力的な代替案になるだろう。 サウド王家は、レバノンのサード・ハリーリー(Saad ed Deen Rafiq al-Hariri)からパレスチナ自治政府までの 中東すべての協力国の第一のスポンサーである。 イスラエル人はアラブ人のように太って骨まで腐っているが、道義と勇気はない。 だから、イランは、絶対に攻撃されなければならない:なぜならイランは、その存在そのものが、 シオニストの生存の要を脅かすからだ:その要は世界のアラブとイスラム指導者の全面的な腐敗に依存している。 イスラエルの計画「B」のリスク
ヒズボラについては、イスラエルにロケットを降らし続け、 最後の日まで不滅のメルカバ戦車を破壊し続けた。 イスラエル国防軍の悲惨な失敗の理由についてはさまざまな報告書[注1]があるが、単純な現実は次である: 戦争に勝つためには、戦場で実際に戦う有能な部隊が必要である。 空軍の援護や優勢な火力なしに作戦することを学んだ敵に対しては特にである。 イスラエルが米国を操ってイランを攻撃するなら、まったく同じことが起こるだろう: アメリカ中央軍(CENTCOM)は制空権を確立し、イランに対して圧倒的な火力優位を獲得するが、 多くのインフラスを破壊し、多数の民間人を殺す以外はできない。 さらに、宗教指導者アリ・ハメネイはミロシェビッチ(セルビア共和国大統領)ではない。 彼は単にアンクルサムが権力の座に留まることを許すだろうという希望で降伏しないだろう。 イラン人は戦い、戦い、数週間、数ヶ月、場合によっては数年戦い続ける。 そして「親切の枢軸」軍とは違って、イラン人は戦場で実際に戦う信頼できる有能な部隊を持っており、 イランだけでなく、シリアやイラク、アフガニスタンでも戦う。 そして彼らは、その地域を横切って非常に多くの米軍施設に届くミサイルを持っている。 また、彼らはホルムズ海峡を閉鎖できるだけでなく(アメリカ海軍が最終的に再開できるが、 イラン沿岸で巨大な軍事作戦のコストを払うことになる)、 サウジアラビアと、もちろんイスラエルを攻撃できる。 実際、イラン人は、中東のあらゆる米軍に対し「狩猟期間」を宣言する人的資源とノウハウの両方を持っている。 米軍基地はたくさんあり、ほとんどは貧弱な防衛力しかない(それは「彼らはあえてしないだろう」 という帝国の刑事免責の感覚のためである)。 [注1]How Hezbollah Defeated Israel by Alastair Crooke - Mark Perry October 13, 2006 URL: https://www.counterpunch.org/2006/10/13/how-hezbollah-defeated-israel-2/ 翻訳 => ヒズボラはイスラエルをどのように敗北させたか 2006.10.13 イランとイラクの戦争は8年間続いた(1980-1988)。イラン人は何十万人もの命を犠牲にした。 イラクは、米国、ソ連、フランス、他ほとんどすべての支持を得ていた。 イランの軍隊については、それはちょうど深く傷ついた革命に苦しんでいた。 公式の歴史(ウィキペディアのこと)は結果を「膠着状態」と呼んでいる。 勝算と状況を考慮すれば、私は、それは素晴らしいイランの勝利で、イスラム共和国を打倒しようとした人々の 全面的な敗北と呼ぶ(何十年もの厳しい制裁もまた失敗した)。 イランが本格的なアングロ・シオニズム攻撃に備えて40年近くの準備をしていた今、 イラン人がそれほど激しく戦闘を行うことはないと信じる理由は何だろうか? 私たちはまた、米国軍隊の実際の記録を見ることもできる(ポール・クレイグ・ロバーツの素晴らしい要約をご覧下さい[注2])。そして尋ねる:あなたは、トランプ、ボルトン、またはニッキー・ヘイリーなどに率いられる米国が、イランを消耗させるように戦う(イラン国土への侵攻は問題外なので)持久力を持っていると考えるか? それとも次か:中東全体が大規模な地域戦争に巻き込まれた場合、世界経済はどうなるだろうと考えるか? [注2] What Can Be Done? 2018.04,30 https://www.paulcraigroberts.org/2018/04/30/can-done-paul-craig-roberts/ [翻訳] マスコミに載らない海外記事 何ができるだろうか? http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-b73b.html 今や恐ろしい場面が現れる:イスラエルとネオコンはいつも、常に、2倍賭けをする。 損失を削減し、自明な間違った政策を止めるという考えは、単にそれ以上である。 彼らの傲慢さは、間違いを犯したように見えても、生き残ることはできない(ブッシュ(Dubya)とオルメルト(Olmert)は、 2006年にヒズボラに勝ったと宣言した)。 トランプとネタニヤフは、彼らが本当に途方もない馬鹿をやったことに気づくや否や、 通常の選択肢(ミサイルと空爆が最初、そして民間人を恐怖させる)を使い切るやいなや、 激しい単純な選択をするだろう: 敗北を認めるか核を使うかだ。 その通り。 核を使うか? パラドックスがここにある。純粋に軍事的には、イランに核兵器を使っても、実利的な目的を果たせないだろう。 核兵器は、2通りのうちどちらかに使うことができる:軍事資産に対して(「反撃力(counterforce)」)、 または民間人に対して(「民間攻撃(countervalue)」)。 要点は、ネオコンとそのイスラエルの支持者が、イランに対して戦術核戦力を使うことを 考慮する時点に到るまでに、攻撃に適する目標はないだろう。 イラン軍は分散し、多くは同盟国(あるいは米軍とさえ)と連絡を取り合い、イランの大隊か師団さえ核攻撃しても、 軍事方程式を根本的に変えないだろう。残虐から生まれるイランの都市への核攻撃は一つの目的にしかならないだろう: イスラエルが本当に中東の地図から抹消されること。ネオコンとそのイスラエルのボスが戦術核兵器を使って、 イランの民間原子力施設や地下壕を破壊しても、私は驚かないだろう。 そのような軍事力ショーと決断はイランをアングロ・シオニスト帝国に服従させるだろうと考えるのは、 間違った期待である。現実には、イラン人を怒らせ、決意を強固にするだけである。 現時点では「マクロン様式」のヨーロッパ人はもちろん、特にポーランド、ウクライナ、 バルト3国は最初に「連帯」を表すが、核兵器が中東で爆発し始めると、特に地中海沿岸の諸国で、 欧州の世論が爆発し、もう一つの大きな危機を引き起こすかもしれない。 イスラエルは気にかけないだろう(もしくは、いつものように、反ユダヤ主義の全く不思議な復活で全てを責めるだろう)、 米国は絶対ににそのような出来事で危機にさらされた大陸に対してアングロの支配を望まない。 多分韓国のシナリオだろう? 激怒して息を切らしているのは、韓国の仕事に見られるように、何かの平和的解決をもたらす チャンスがあるだろうか? 悲しいかな、おそらくない。 数ヶ月前、米国は、韓国で取り返しのつかない愚かなことをしたようだが[注3], [注4]、予期せぬ事態が起きた: 南朝鮮がトランプの無謀な脅迫の狂気を完全に理解し、状況を自分の手に取り、北朝鮮へ申し入れを始めた。 さらに、地域の近隣諸国のすべては、トランプ・アンド・カンパニーに、北朝鮮に対する米国の攻撃は、 全地域にとって大破局になるだろうと述べた。悲しいかな、朝鮮半島と中東の間には2つの根本的な違いがある: [注3]The Neocons Are Pushing the USA and the Rest of the World Towards a Dangerous Crisis The Saker August 18, 2017 http://www.unz.com/tsaker/the-neocons-are-pushing-the-usa-and-the-rest-of-the-world-towards-a-dangerous-crisis/ [注4]Debunking the Flagwaving Myths About an Attack on North Korea The Saker December 14, 2017 http://www.unz.com/tsaker/debunking-the-flagwaving-myths-about-an-attack-on-north-korea/ 1. 朝鮮半島では、米国の同盟国(韓国)は戦争を望んでいない。中東では、米国の同盟国(イスラエル)が最も懸命に戦争を押し進めている。 2. 極東アジアではすべての地域の隣人が戦争に断固反対していた。 中東では、ほとんどの地域の近隣諸国が、米国にイランを攻撃してもらいたいサウジアラビアに売り払われた。 大災害の危険性と結果は2地域間で似ているが、地政学的ダイナミクスは全く異なるのか? この全てにおいてロシアはどうだろう? ロシアは米国との戦争を決して選ばない。しかし、ロシアはまた、イランの安全保障と安全は、 特に南の国境に沿って、自身の安全保障にとって絶対に重要であると理解している。 現在、ロシアのシオニストロビー(ロシアでも非常に強力な)と国家主義者/愛国者の間には、脆弱な平衡がある。 事実、最近のイスラエルのシリア攻撃は、ロシアの反シオニスト主義者により力を与えている。 それゆえ、S-300をシリアに提供する(ついに!)話が全てである。 さて、それが起こるかどうか、何時か、そのうち分かるだろう。 私の推測は、既に起きている可能性があり、ロシア人が既に提供した装備品は何か、どこに配備したか、 誰が(ロシア人かシリア人)が実際にそれを操作しているのか、などを知り得ないアメリカ人とイスラエル人を 抑えるために単に沈黙を保っている。 この種のあいまいさは、ロシアで親シオニスト勢力をなだめ、アングロ・シオニズム計画を複雑にするのに役立つ。 しかし、これは私の希望的考えであり、おそらくロシア人がS-300をまだ提供していないか、 もしあったとしても、おそらくこれらは(非常に有効とは言えない)S-300P初期モデルだろう (現在の改良型S-300PMU-2はイスラエルにとって大きな脅威となるだろう)。 [注5]Putin and Israel – a complex and multi-layered relationship The Saker December 23, 2015 http://thesaker.is/putin-and-israel-a-complex-and-multi-layered-relationship/ 翻訳 =>プーチンとイスラエル - 複雑で多層的な関係 The Saker 2015.12.23 [注6]Why Is Putin "Allowing" Israel to Bomb Syria? The Saker January 18, 2018 http://www.unz.com/tsaker/why-is-putin-allowing-israel-to-bomb-syria/ 結論:憎むべきは戦争屋だ、彼らは悪魔の子と呼ばれるべきだ イスラエル人はファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)を食べて「イスラエルのクフィエ(スカーフ)」を作り、 「東洋」を心に描くが、現実には、イスラエル国家の創造は中東全土の呪いであり、 語られない苦しみ、残虐、腐敗と戦争、戦争とさらに戦争をもたらしただけだである。 そして彼らはまだそれをやっている - 何10人もの何100人もの無実の人々が死ぬ大きな 地域戦争を引き起こすためにできること全てをやっている。 米国の人々は、現在、精神病ネオコンの危険な秘密結社に自国を完全に支配することを許し、 パパ・ブッシュが「地下室の狂人たち」と呼んでいた人々が核兵器ボタンに指をかけている。 だから今私はこの記事の質問すべてを要約する: 親愛なる米国人 - イスラエルのために死にたいのだろうか? イスラエルのために仕事を失いたいのだろうか? あなたの年金はどうだろう? ストック・オプションだけかも? 間違いなく米帝国はイランに対する全面戦争で生き残ることはできない。どうして? イランが勝利するために必要なのは、失うことではなく、生き残ることである。 爆撃されても、従来または核攻撃に襲われても、もしイランがまだこのイスラム共和国として 戦争から出てくるならば(それは爆弾かミサイルが変えるものではない)、イランが勝利するだろう。 対照的に、帝国にとっては、イランを屈服させることに失敗すれば、 核保有超大国によってではなく地域の非核保有国によって敗北させられ、世界覇権の地位の終わりを意味する。 その後、不可避のドミノ効果が帝国全体を破壊するのは時間の問題である (リチャード・グリーアの優れた本「合衆国最後の日(Twilight's Last Gleaming)」をチェック願いたい。 それがどう起きるかについて非常に説得力のある説明である)。 さて、ロシアと違って、イランは米国を核攻撃できないし、従来型武器は米国に届かない (イランの一部のアナリストが言うように、イランが米国の空母の攻撃に成功するとは思わない)。 しかし、中東における全面的な戦争の政治的・経済的影響は、米国中で感じられるだろう: 現在、米ドルの「裏付け」は、米国海軍の空母とアンクルサムに反抗するような大胆な国を 木っ端みじんに吹き飛ばす能力だけだ。 これらの空母はソ連とロシアに対して役に立たない(そして本当に長い間)という事実は十分に悪い。 しかしイランのような従来の地域的な勢力にも役に立たないことが帝国と属領に知られれば、ショーは終わりである。 ドルは非常に短い時間で独占ゲームのお金に変わるだろう。 戦争がはしばしば「ニーチェ哲学の結果」となる:戦争で破壊されない国は、恐ろしく高くついても、 攻撃される前よりもさらに強くなる。 イスラエルとネオコンは、彼らの行動によってますます強力な敵を増やしているに過ぎないということを理解できない。 米国をその設立から運営してきた古いアングロ守護者は多分もっと賢明だった。 英国(と他の)帝国が学んだ痛い教訓をよく知っていたからかも知れない。 率直に言えば、今日、アメリカを支配している1%(実際には1%未満ですが、気にしない)が、 ネオコンに譲歩するよりも彼らの富とお金を心配するだろう、 そしてこの国を建国した悪く古いアングロ帝国主義者が、ネオコンとイスラエルの後援者に失せろという 十分な貪欲さを持つだろうと私は期待する。 しかし、ネオコンが支配階級党(Uniparty)の両翼とメディアをコントロールしているので、あまり期待できない。 それでも、韓国のように、どこかで誰かが正しいことを言ったり、正しいことをする機会がある。 彼らが引き金を引こうとしている事の潜在的な大きさに畏敬の念を抱き、 ウィリアム・ファロンとアメリカ中央軍の司令官が大統領に「イランへの攻撃は私の腕時計では起こらないだろう」 と伝えた例に、米軍の十分な人々が従うだろう。 私は彼の原則的な勇気を信じて、「平和の調停者は祝福されている。彼らは神の子と呼ばれるだろう」 (マタイ5:9)という神の言葉は、ファロン提督に適用することができ、彼の例が他の人々を鼓舞することを願っている。 [関連記事] 戻る=>page top [1] プーチンは本当にイランを「見捨てる」準備ができているか? サーカー 2018.06.07 [2] 52の主要ユダヤ系アメリカ人組織:シオニスト・ユダヤに乗っ取られた国アメリカ ジェームス・ペトラス 2018.04.08 [3]プーチンとイスラエル - 複雑で多層的な関係 ザ・サーカー 2015.12.23 [4] 地獄生まれの特別な関係:米国は戦争犯罪イスラエルとの全ての関係を断つべきだ フィリップ・ジラルディ 2018.04.03 [5]イスラエルの戦争を戦っている フィリップ・ジラルディ 2017.11.28 [6]ヒズボラはイスラエルをどのように敗北させたか 2006.10.13 [訳者コメント] 上記イスラエルの計画「B」のリスク関連 イスラエルが水資源を狙ってレバノンに侵攻し、ヒズボラに追い返されたという記事は、日本語でも読める。 しかしこの記事で紹介されているように、「無敵のイスラエル国防軍」がここまでボロ負けだったとは知らなかった。 「要調査」って事ですかね。 調査済み! 2018.05.23 => 上記[5] |